第3四半期の株式。ダメだこりゃ、って感じ。
総資産額(年初来):△10.48%
年初来から考えれば資産額は増加しているものの、当該四半期、特に7,8月の出来が酷い。「夏場の株は犬でも食わない」「Sell In May and Go Away」という格言通り、夏場は株が下がりやすいアノーマリーがあるけれども、インデックスと比較した場合の差は歴然。
原因は何処にあるかと取引報告書を調べてみると…主犯はコイツだな。IBM。
前年比で20期以上に渡る売上減少。クラウド関連事業はアマゾンのAWSやMSのAzureに水を空けられ、AI事業もぱっとしない。事業アセットやブランドとしては良いものを持ってるんだけど、ずっと浮かばれない状態。長期投資家であるはずのバフェットにも愛想をつかされる始末。
最も、足元では業績回復の兆しがあってチャートも8月を底に戻してきている。相変わらず業績はぱっとしないんだけど、アナリスト予想よりは悪くなかった。Less negativeという事。
IBM shares up after earnings beat (https://www.cnbc.com/2017/10/17/ibm-earnings-q3-2017.html)
こういうブルーチップ株は株価が下がって割安になったり、配当利回りが上ったりすると必ず買いの手が入る。折しも長きに渡るブルマーケットが続いているので、割安銘柄が見当たらなくなっている。バリュエーション的には今の方が買い時なはず。そういう意味じゃ、バフェットは買うタイミング完全に間違えてんな。
上述したように、別にビジネスモデルやブランドが毀損した訳でもない。後はまぁCEOのロメッティさんの手腕次第かな。しかしよくクビにならないね、この人。
投資家としてはかつてのガースナー並の変革者が現れるのを待ちつつ、しっかり数字を押さえていくことにしますかねぇ。[amazonjs asin=”4532310237″ locale=”JP” title=”巨象も踊る”]